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3店舗目はオレゴン州ポートランド。Amazonが急ピッチで実店舗の開業を進めるワケとは?


カテゴリー: 小売・EC企業の戦略・事例

みなさんこんにちは、いつも. のECコンサルタントです。以前に当ブログで、Amazonが実店舗の2号店をサンディエゴでオープン予定だとお伝えしましたが、早くも3号店に関する話題が飛び込んできました。3号店の予定地は、オレゴン州ポートランド。今日はAmazonが実店舗のオープンを急ピッチで進める理由について見ていきます。

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AmazonはFortune誌に対して、オレゴン州ポートランドに3店舗目をオープン予定であることを認めました。現在、ストアマネージャーと従業員の採用を進めているようです。

これまでオンラインの覇者として君臨してきたAmazonが、実店舗のオープンを急ぐ理由はなぜなのでしょうか。
リアル店舗との競合の仕方と合わせて、2016年6月17日の『Retail DIVE』から見ていきます。

1)独立系書店は、Amazonの”犠牲者”になったのか?
・書店はAmazonの最大の犠牲者ではありません。多くの独立系書店はAmazonの効果による没落を予想に抵抗し、繁栄してきた店舗も存在します。

・独立系書店の生き残り、また復活劇は、”地元で買う”運動最大のサクセスストーリーの一つです。

・実際近年は閉鎖店舗よりも新しくオープンする書店の数の方が上回っています。

・AmazonはPrimeサービスを強化し、フルフィルメントの効率を上げ配達方法を拡大していますが、それでも近年の独立系書店の健闘は、AmazonなどのEコマース事業者と戦う他の事業者にとっての望みとなるでしょう。

・独立系書店はAmazonで販売している低価格品を避け、書店スタッフや地元の書店を助けようとする優良顧客によって作られた基盤が書店の変わらぬ強さを築いているので、Amazonをそこまで脅威に感じる必要はないのかもしれません。

2)では、Amazonが実店舗を進める理由とは?
・Amazonが実店舗に進出するのは、単に売り上げだけを目的にしたものではなさそうです。「データを収集して活用することではないか」と、Forrester Resarchのアナリスト、Sucharita Mulpuru氏は言います。

・“もし書籍が売れたら、それはそれで素晴らしいことです“。”でもリアル店舗で書籍を売れなかったとしても、顧客がどのように商品を見つけ、どのように買い物をするのかといった多くの学びをAmazonは得ることができます。例えば、リアルな店舗を持つことが一般的にAmazonでの顧客の滞在時間を増やせるかどうかであったり、顧客ロイヤルティを向上させることができるかどうか、といったことです。”

・Amazonの創業者であるBezos氏も同じようなことを言っています。”初期の段階では大きく売上をあげようというより、学びが全てです”。

Amazonは実店舗で得られる膨大なデータを元に、店舗を訪れる顧客を同社のエコシステムに引き入れることを目指しているようです。

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