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Macy’sがAmazonに対抗し17都市に当日配送エリアを拡大


カテゴリー: 物流・フルフィルメント

【いつも.ECコンサルタント】米国の大手百貨店チェーンMacy’s(メイシーズ)が、Amazon対抗策とも言える当日配送の強化に乗り出しました。さてその決戦の行方やいかに!?

 

Macys

先日公開された、”2017年にAmazonのアパレルの国内売上高がMacy’sを抜き、2020年にはAmazonの同売上高がMacy’sの2倍になる”という予測記事(Fashionsnap.com)が大きな話題を呼びました。

Eコマースの巨大企業 vs 実店舗をベースに展開する米国の大手百貨店チェーン、さて2年後どちらに軍配が上がるのでしょうか?

2社間の攻防は、配送スピードにおいても行われているようです。FORTUNE 2015/8/4付けの記事によると、Macy’sの当日配送エリアを17都市に拡大することが明らかになりました。

Macy’sは2014年秋から8つの都市で、当日配送の実験をしてきましたが、これらが非常にうまくいったことを受け、さらに9都市を当日配送エリアに加えました。

同社は、『Deliv』と呼ばれる配達サービスのスタートアップ企業を活用し、当日配送を行います。同サービスは提携する配達ドライバーが、顧客の注文商品を店頭に取りに行き、指定住所まで配達するというもの。なおMacy’sは今後、当日配送サービスを同社の高級デパートBloomingdale’sにも拡大していく予定だと言います。

現在のところ、Amazonの当日配送ならびに、1時間または2時間以内での到着を約束するAmazonプライムメンバー向けの配送サービスは、14の大都市圏で行われていますが、近いうちに提携業者を通じてさらに5つの都市に拡大していく予定です。

Macy’sは米国内で900を超える拠点(※Macy’s のWebサイトによると、45の州で885店舗を運営)を持つ点でAmazonより圧倒的に優位に立っています。対して実店舗を所有しないAmazonは、物流センターから直接配送する他ありません。現在は50拠点ある物流センターで、広範囲をカバーする必要があります。

即時配送に必要なのは、近隣店舗または物流センターからいかに早く、適確に出荷できるかではないかと思います。その点、”当日配送戦争”においては、出荷の小回りが効きやすい自社店舗を多く所有するMacy’sの方が、圧倒的に有利ではないかと考えられます。

即時配送は、到着までに数日を要する通常の配送とは異なり、莫大なコストがかかるでしょうから、企業の収益を圧迫する可能性も秘めているはず。今後も規模を拡大し続けるには、相当の投資が必要になると思われます。

さてこの勝負、店舗数で勝るMacy’sが有利なのか、または先行勝負をしかけたAmazonが逃げ切ることになるのか。もう少し先に結果が出るであろうその行方に注目が集まります。

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