(株)いつも.のECコンサルタントが米国ニューヨーク・シカゴから最新EC・オムニチャネル情報をお届け

オムニチャネルマガジン

powered by いつも.

ZARAが店内試着室でのiPadタブレット導入実験を開始


カテゴリー: 小売・EC企業の戦略・事例

【いつも.ECコンサルタント】ファッションブランドのZARAが、より効率的な買い物を目指し、一部の店舗で、試着室にタブレットを導入するテストを始めました。ZARAが採用した技術とはどんなものなのでしょうか?

zara-3

お店で洋服を買う際の楽しみであり、一方で面倒な時間でもあるのが、”試着”です。

お店によっては、試着室に持ち込める商品点数が限られているので、一度に何着も試したい場合には、商品ごとにサイズや色など、「これで大丈夫だろう」と予測し持ち込む必要があります。

しかしいざ着てみると、「うーん、微妙にサイズが合っていない」とか、カラーバリエーションがある洋服の場合には、「やっぱりあっちの色の方が良かったかな?」と、鏡に映った自分を眺めながら、色々悩み始めてしまうことも…。

時間がある時には、外で待機している店員さんにお願いして、サイズや色違いのものを持ってきてもらいますが、これが結構時間がかかる。

特に、試着待ちで長蛇の列が出来ている時には、なんとなく申し訳ない気持ちになって、そのまま諦めてしまう…ということは、誰でも経験があるのではないでしょうか?

今日はそんな、「素早く&手軽に他の商品も試着したい!」というニーズに応えてくれそうな技術のお話です。

2015年11月30日付けの、『THE LOCAL es』によると、ファッションブランドのZARAが、iPadを利用した新しい取り組みを始めました。

■ ”可能な限り早く”顧客のリクエストに応える
・ZARAを所有するスペインのファッション会社、Inditexは、試着室内での顧客の直前のリクエストに”可能な限り早く”応えるべく、試着室にタブレットの導入を始めました。

■タブレットでスキャン→色違い品などのリクエスト
・顧客は試着室に入るとすぐ、タブレット上で持ち込んだ商品をスキャンできます。

・それから、(他の商品を希望する場合には)、持ち込んだ商品のサイズ違い品や、商品についての問い合せなどのリクエストをします。

■iPadページはオンラインストアに似ているので、既存ユーザーは使いやすい!?

・iPadページは、ZARAのオンラインストアに似た作りになっているので、顧客は、オンラインで購入するような感覚で欲しいサイズを明記するなど、希望の商品を選ぶ(リクエストする)ことができます。

・その後、その情報に応じて、店舗スタッフが希望の商品を試着室まで持ってきます。

ZARAはまず、スペイン内の一番大きな店舗でタブレットの導入実験を行い、その結果を見て、世界中の店舗に広げていくか検討するようです。

すでに、同社が所有しているいくつかのブランドではこのスキームを使っていますが、違う商品をリクエストするためにスタッフ同士で連絡を取り合ったり、または他店舗のスタッフにコンタクトを取ったりと、今のところはスタッフ同士のやり取りに限定されており、今回のタブレット導入の目的とは違う用途で使われているようです。

果たしてZARAのタブレット導入実験は成果が現れ、世界展開へとつながるのでしょうか? 日本でも導入されることを期待しましょう!

・ECに関する経営や売り上げアップのご相談は株式会社いつも.にお気軽にお問合せください。

「オムニチャネルに興味はあるけど…」

株式会社いつも.では、小売業やEC事業者の方に、オムチャネルに取り組むにあたっての疑問・相談へのアドバイスを行っています。お気軽にフォームからお問い合わせください。

相談フォーム

page top